大海望陽

４月新学期、新入学の子たちも緊張しながら登校している。
今、各学校に「支援教室」が設けられているという。
養護学校に通うような重度な身体障害、発達障害などではないが、普通教室での授業にはついていけない児童を支援する場だ。
自分らの子ども時代にはなかった。
その存在を初めて知った。
社会が複雑になり、環境も大きく変わり、心身を病む子どもが増えているのだ。
在籍数３００～４００人の小学校で、支援学級に通う児童が３～４０人いるという。
そんな児童１人に１人の教師がつくという。
不登校の児童も増えている。
学校現場は、これらの児童の指導に懸命のようだ。
皆が皆、健康で、恵まれた環境にあるわけではない。
しかし、学校がこれらを受け入れてくれるのは有り難い事だ。
現場の教師、教育委員会、ＰＴＡなどが連携を密にして支援していく事が必要だ。
マニュアルはないだだろう。
苦労も多いと思う。
支援学級が、学校に優しさ、思いやりの心を育てる場になってほしいと願う。