中途半端な取り上げ

k10-nakamura

2025年04月25日 19:05

沖縄戦の日本軍牛島司令官の辞世の句を、陸上自衛隊第15旅団のホームぺージに掲載している件で、中谷防衛大臣が平和を願う歌だと発言している。
RBCテレビの夕方のニュースワイドで伝えていたが、扱いが中途半端で納得ができなかった。
琉大の準教授は、「中谷発言は沖縄戦の歴史を踏まえていない」と批判したが、名桜大学の教授は「和歌として重みがある」と発言した。
番組は、有識者による解説として伝えていたが、沖縄戦の最高責任者の辞世の句を「和歌」として解説させた意図が分からない。
この問題は、自衛隊が旧陸軍と繋がるのかどうかが問われている。
中谷大臣は、「自衛隊を認知させるのに不可欠」とも発言している。
沖縄戦の実相、悲惨な歴史を無視して司令官の辞世の句を掲載し続ける国、自衛隊の行為は、決して平和を願う行為ではない。
ニュースで取り上げるのなら、賛成、反対の声を明確に伝えるべきだ。
和歌だと捉える問題ではない。
中谷防衛大臣は国会発言を取り下げ、自衛隊はホームページから辞世の句を即刻削除すべきだ。
中途半端な取り上げは迷惑そのものだ。

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